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​社会で求められている能力を共に追求しよう

次代の組織論に必須の概念装置

企業の生き残り競争が激しくなっている現在、企業をとりまく外圧は間違いなく上昇していると言えるだろう。 しかしその外圧が組織の活力に直結しているかと言えば、そうでない場合も多い。 本来、全ての生物は、場の圧力を活力源としている。 当然人類もそうであり、圧力原=活力源、進化の源泉である。

外圧をダイレクトに感じ取る者と、外圧をスルーする者との違いは何か。 外圧が集団内に貫徹しない、外圧が組織の内圧に転化しないのは、なぜか。 こうした状況が、多くの企業で問題となっているだろうと思われる。 これにはいくつかの要因があるが、本質的には、共認圧力が全ての時代になったということだろう。 現代の外圧は、本能を直撃する生存圧力のように、否応なしに向こうからやってくる外圧、誰にでも等しく降りかかるようなわかりやすい外圧ではない。 だから外圧を捨象することもできてしまう。企業という集団によって生存が守られている状態では、外圧捨象、ぶら下がり、依存、批判の自我も出てくるが、しかし外圧はなくならないので、そういった課題捨象、自我を放置すれば、集団は外圧に適応できずに滅亡する。 つまり、どんな外圧も「共認圧力」に転化しなければ有効な圧力原=活力源として機能しない時代になったということである。 外圧を掴み強力な共認圧力に転化して、組織内で貫徹させる。その共認圧力によって集団統合力を生み出す。それこそがリーダーの役割になっていくだろう。 「外圧適応態」「内圧=外圧」「生存圧力から共認圧力へ」これらの概念装置は、次代の組織論に必須の認識である。 もっとも、共認圧力はリーダーだけでなく、みんなで形成する圧力である。 そこで問われるのは、「自分発」なのか、「みんな発」なのか。 自分の評価に囚われていれば、本当の外圧(対象)は掴めないし、共認圧力を高めることもできない、結果として自分もまわりも活力を衰弱させてゆく。 みんなの本当の活力、みんなの本当の充足を第一と心得てこそ、外圧も当然乗り越えるべき壁と捉えることができるし、期待と応望の強い共認圧力を形成することができる。

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​尾崎大翔 (12)
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